Clockwork Engineer

兼業主夫エンジニアが綴る日々の出来事、備忘の記録、家事・子育てハックなど…

働き方の今と昔

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現代の働き方について色々考えてみる。  

高度経済成長期は、

 時間をかけた分だけ成果が出る可能性の高かった時代なのかなと思います。

 昔は、アイデアを具現化する段階がボトルネックになってしまって、データ分析が早かったり、色々な発想のスピードが早かったりしても、具現化段階以降のかけた時間と成果が比例する工程で差がほとんどなくなっていたのではないかなと。ビジネスでのこの工程の重みが比較的高かったので、働けば働いただけ他社より優位に立てるし成果が出たのかなと思います。

それに対して現代は、

 発想力やデータの分析力をベースにしたアイデアの実行スピードが成果につながる時代かと思います。

 今はアイデアを形にするまでの時間が極端に短くなっていて、分析スピードだとか発想力の違いがビジネスで優位に立つための原動力になっているので、時間と成果が連動しなくなっているのかなと思います。
 

 分析スピードとか発想力とか書いたけど、今も昔も変わらないのは、基本的にはトライ&エラーでビジネスは回っていると思います。ただ、昔と今で違うのはエラー時の時間ロスがシミュとかのITで極端に短くなっている気がします。昔は、トライするアイデアを慎重に時間をかけてフィルタリングして、市場に出すものは、ほぼ完璧な状態を目指していたと思う。今は、とっとと市場に出してエラー部分は適宜修正して再投入とか市場投入サイクルが短くなってる感じもします。

  と書いてから、ググってみたらいろんな人が働き方で色々まとめてますね。 以下が、気になったので引用。

http://www.work-life-b.com/information/data-rule-20160427

株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さん解説付きの記事です。

人口ボーナス期は、男性ばかりで、長時間働き、なるべく同じ条件の人材をそろえた企業が勝ちます。

この時期は、重工業の比率が高く、筋力を要する業務が多いため、より多くの男性を労働市場に出すためには、妻が家庭における労働を無償で行ってくれる、つまり夫婦が性別役割分担を徹底したほうが、社会全体として高効率であるということが言えます。 時間あたりの人件費が安いので、長時間労働をしてもコストはかさまず、かけた時間が成果に直結します。

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人口オーナス期は、男女をフル活用し、短時間で働き、違う条件の人材を揃えた組織が業績を向上させることが出来ます。

頭脳労働の比率が高まるため、男女どちらがやっても差が出ない仕事が増加しますし、労働力は足りないので、男女双方から優秀な人材を採用出来る企業しか生き残れません。 また、時間あたりの単価が高騰するため、時間をかけるほどコストが嵩みます。そのため短時間で成果を出す癖を徹底してトレーニングしていくことが重要になります。また、育児はもちろんのこと、介護(※1)が原因で仕事を休む・辞める・短時間勤務になるといった、働き方の制約を受けることが当たり前の状態になるので、時間制約がある人たちの集合体でも勝てる仕事のやり方に転換が求められます。
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 人口ボーナス、人口オーナスという観点から書かれていますが、生産労働人口と労働力の需給の関係で考えるとまさにそうかなと思います。昨今は、色々なことが機械化されたり、ITにより効率化されたりしており、頭脳労働比率が高く男女のフィジカルな差が出にくい時代かと思います。
 そんな中で、社員の時間を買うような雇用体系はやはり実情に合わなくなってきている気がする今日この頃です。

サイボウズの100人100様の人事制度が羨ましい。。。